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憲法集会を不承諾した神戸市と教育委員会

今年5月3日の憲法集会は神戸女学院大学名誉教授、思想家・武道家・翻訳家の内田樹先生です。主催の神戸憲法集会実行委員会は神戸市と教育委員会に“後援”申請をしました。しかし神戸市も教育委員会も「不承諾」の回答をしました。理由は「憲法自体が政治的な要素を含むテーマである昨今の社会情勢を鑑み、また改憲・護憲のそれぞれの政治的な主張があり憲法に関する集会そのものが、中立性を損なう可能性がある」との事です。
 先日、教育委員会審査で私は1、「昨今の社会情勢」とは何か? 2、法第99条で公務員は憲法を守る立場にあるのだから現憲法を守る集会には後援すべきではないか? 3、憲法集会は1999年と2003年に後援している。当時と今と社会情勢がどう変わったのか? 4、政治的中立性とはどういうことか?など質問しました。
 教育委員会は1、憲法を「改正」、「今のままで」という意見が政治的に議論されてる中では差し控えたい。2、公務員は憲法遵守義務がある。それと「後援」とは一致しない。3、過去にはしたが今回の状況を踏まえて判断した。4、憲法を改定するかしないかについては中立の立場であるべきだ。など答弁しました。
 国民の議論がどうであれ、憲法を守る立場の公務員が「憲法集会」を後援しないのは憲法擁護義務を放棄したのと同じです。過去に後援し今は出来ないというのは今の政治的な動きに行政が追随しているとしか思えません。として見直すよう強く要望しました。

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