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南京大虐殺記念館を見学して

南京大虐殺記念館 像ブログ

百人斬りの新聞記事buroguこの夏、娘のいる上海に行きました。娘は一カ月2500元の家賃のアパートに一人暮らしです。間取りは1K。古いアパートなので部屋の隅々にゴキブリ退治の薬を置いていました。給料は一カ月8000元。残業は政府が厳しく取りしまっているので一日30分までしか出来ません。また、2月の春節の時に休まないで仕事をさせると企業は社員に月給の2,5倍のお金を支払わないといけません。娘の会社は日本企業なので昨年2月は「儲かった!」とよろこんでいました。
 古いアパートですが皆さん優しく接してくれています。お隣さんがおかずを持ってきてくれたり、1階のおばあさんが小包を預かってくれたり。私が行った時も4~5人が1階階段横で椅子を出して、エンドウ豆の筋を取っていました。「お母さんが日本から来たの」と娘に話しかけていました。
 なぜ、こんなに日本人に親切にしてくれるのだろうか。と不思議に感じます。
 私の宿泊は上海の中心地で観光地に近いホテルを取りました。娘から「お母さんは私の部屋ではよう寝ないと思う」と言われていましたから。ツインでしたからホテルで娘の宿泊も追加しましたが宿泊料は一人分です。中国は1部屋の金額のようです。得をしたような気になりました。
 翌日、新幹線で南京に行きました。外国人はパスポートが必要です。南京までは1時間40分で到着です。交通費は1人往復、日本円で約2500円と安いです。バスも地下鉄も交通費は大変安いです。川崎重工㈱が作っただけあって新幹線の中は日本と全く同じです。椅子のシートも、カバンかけも日本と同じ位置にあります。ビックリです。
 南京に行く目的は、「南京大虐殺の記念館」見学です。1937年12月から6週間にわたり虐殺、強姦、略奪、放火、などで30万人を殺害しました。「虐殺はウソ」と言う人もいますが記念館には日本軍の残虐さを物語る写真や証拠品、当時南京に在住していた外国人の証言が展示されていて「ウソだった」とは到底言えないものです。記念館には白骨化した死体が重なり合ったフロアー、慰安所を再現した部屋、そこで使われていた日本から持ってきた石鹸、日本兵が100人切りを競争している様子を紹介している日本の新聞などなど。直視するに耐えられないものばかりでした。記念館は無料ということもあり、沢山の人が訪れていました。記念館には「許すけれど忘れない」という言葉が書いてありました。日本人の私は救われたという気持ちと同時に北東アジアの平和は戦争で無く話し合いでの解決の方法を探るべきでありその為にも「戦争法案」は廃案に!させなければと強く決意をしました。

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